韓国の人気歌手ROSÉとブルーノ・マーズのコラボ曲「APT.」が、MTVビデオ・ミュージック・アワード（VMA）で最高賞の「ソング・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。ROSÉはK-POPアーティストとして初めてVMAの主要部門で受賞するという歴史的な快挙を成し遂げました。

2021年にBTSの「Dynamite」が同賞にノミネートされるも受賞を逃していたため、ROSÉの今回の受賞はより一層意味深いものとなりました。受賞スピーチでROSÉが語った心のこもった言葉は、多くの人々の共感を呼び、称賛を受けています。

スピーチの中でROSÉは、「一番苦しかった時に諦めなかった自分自身に感謝したいです。皆さんも、常に自分の味方でいてくれるのは自分自身だということを覚えていてください。最近、何が一番怖いかと聞かれて、自分でも驚くような答えが返ってきました」と語りました。

その答えとは、「夢を追いかけるうちに、道が閉ざされてしまうこと。そして、16歳の頃の自分をがっかりさせてしまうこと」でした。さらに、「16歳の時は、人々の間で異物のように感じていて、テレビの中の人たちのように、いつか自分の夢が現実になることを願っていました」と続けました。彼女の正直な言葉は、会場にいたすべての人々の心に響き、大きな拍手喝采を浴びました。

「APT.」は今回のVMAで8部門にノミネートされ、K-POP史上最多ノミネートという新記録も樹立しました。ROSÉのたゆまぬ努力が、この歴史的な功績をもたらしたのです。

Source: SBS Star